Lost Garden

PLAMISSIONE LINER NOTES

plamissione

 住宅街の裏手を、まるで狭い路地を縫う様に電車が走っている。どうやら吊り掛け駆動らしく、床下からはずいぶんと賑やかな駆動音が聞こえてくる。

 加減速の際にとても分かりやすく唸る声は、まるでタイトなNyxのイントロのベースのようだ。キックとその裏、交互に聞こえるリズムはレールの継ぎ目を越える鋼鉄の車輪の音と重なって、物体が移動しているという事を嫌でも意識させてくれた。

 わざわざ僕が自宅から、見知らぬ地に2時間以上をかけて、遠出する気になった理由。それは部屋の隅に転がっていたフライヤー(何時貰ったのか全く記憶に無いのだが)に書かれた「海の中で音の海を泳いでみませんか?」という言葉に興味を引かれたという、我ながら単純なものだった。

五条狐萩による"PLAMISSIONE"への旅行記。

アルバムを聴きながら一緒に読めば、

あなたも夏のPLAMISSIONEにひとっ飛び。